テンプレートの作成

ホスティングプランの実装(または複数ドメインの設定の簡略化)には、ドメインテンプレートを作成し、ホスティングプランに応じてホスティングサービスおよびリソース割り当てを定義してください。

  1. ホームページで[ツール]グループの[ドメインテンプレート]アイコンをクリックします。
  2. [ドメインテンプレートの追加]をクリックします。
  3. 以下のテンプレートのプロパティを指定してください。
    1. テンプレート名 このテンプレートの名前を指定します。 新規ユーザアカウントの設定の間に、必要なテンプレートを名前で選択するように要求されます。 したがって、ホスティングプランのいずれかに対応する、または割り当てられたリソース量を記述する意味のある名前を選択することをお勧め致します。 例えば、メールホスティング、ディスク容量1GB、メールボックス500などです。
    2. 存在しないユーザへのメール ドメイン全体のメール返信オプションを指定します。 誰かがドメインに存在しないメールアドレスに対してメールメッセージを送信した場合、デフォルトでは、メールサーバはメールを受信し、処理して、このような受信者がドメイン内に存在しないと認識した後、"this address no longer accepts mail(このアドレスはメールを受け取ることができません)"という通知をつけて送信者にメールを返します。 この場合、次の選択が可能です。
    1. Web メール。 このドメイン内のメールボックスのユーザはWebメールアプリケーションをベースにしたブラウザを通じて自身のメールを読めるようにするべきかどうかを指定します。
    2. サブドメインの上限数。 このドメインの下にホストできるサブドメインの数を指定します。
    3. ドメインエイリアスの上限数。 サイトオーナーが自分のWebサイトで使用可能な代替ドメイン名の追加の総数を指定します。
    4. ディスク容量。 ドメインに関連しているホスティングアカウントに割り当てられるディスク空き容量の総量を指定します。 この量はメガバイトで計測されます。 全てのドメインおよびWebサイトに関連する全てのファイルが占有するディスクの空き容量が含まれます。 Webサイトコンテンツ、データベース、アプリケーション、メールボックス、ログファイル、そしてバックアップファイルです。 いわゆるソフトクォータです。 超過すると、ドメイン名やWebサイトは自動的に停止されることはなく、ご自身とプロバイダのメールアドレスにその旨通知が送られ、リソースの過多量は名前の左側のコントロールパネルに表示されているアイコンに示されます(ホームページのドメイン名のリストをご参照ください)。 そして以下を実行できます。
      • 支払いの猶予期間後にドメインオーナーに通知してドメインまたはWebサイトを停止することができます(営業上あまりいい方法でありませんが、その方法をとる場合は「ドメインおよびWebサイトの保留と保留解除」の章をご参照ください)。

        または

      • 顧客のホスティングプランをアップグレードできます(このセクションに後で出てくるホスティングプランのアップグレードについての記述をご参照ください)。
    5. トラフィックの上限量。 1ヶ月間にWebサイトから転送できるデータ量をメガバイトで指定します。 制限量に達すると、ご自身とプロバイダのメールアドレスにその旨通知が送られ、リソースの過多量は名前の左側のコントロールパネルに表示されているアイコンに示されます(ホームページのドメイン名のリストをご参照ください)。 Webサイトをより多くの人が訪れるようになりより多くの帯域幅が必要になった場合は、ホスティングプランのアップグレードをご検討ください(下記のホスティングプランのアップグレードについての記述をご参照ください)。
    6. Web ユーザの上限数。 ドメインオーナーが自身のドメインの下の他のユーザのためにホストできる個人Webページ数を指定します。 このサービスは主に、学生やスタッフの非営利的なパーソナルページをホストする教育機関に使用されています。 そういったページのWebアドレスは通常 http://your-domain.com/‾username となります。 個人Webページに埋め込まれたスクリプトが実行できるようにする場合は、[Webユーザーへのスクリプトの使用の許可]チェックボックスも選択してください。 詳細は「Webサーバでの個人用Webページのホスティング」セクションを参照してください。
    7. データベースの上限数 1つのドメイン内でホストできるデータベースの数を指定します。
    8. メールボックスの上限数。 1つのドメイン内でホストできるメールボックスの数を指定します。 
    9. メールボックスクォータ。 1つのドメイン内の各メールボックスに割り当てられるディスク容量をキロバイトで指定します。
    10. メールフォワーダの上限数 1つのドメイン内で使用できるメール転送の数を指定します。 
    11. メール自動応答の上限数。 1つのドメイン内で設定できるメール自動応答の数を指定します。 
    12. メーリングリストの上限数。 ドメインオーナーが1つのドメイン内で実行可能なメーリングリストの数を指定します。 メーリングリストは、オプションでサーバにインストールされたGNU Mailmanソフトウェアにより提供されます。 使用したいにもかかわらずインストールされていない場合にはプロバイダにインストールを依頼してください。 メーリングリストを使用できるようにするには、[選択設定]グループの下の[メーリングリスト] チェックボックス内にチェックマークを入れることも必要です。
    13. Javaアプリケーションの上限数。 ドメインオーナーが1つのドメインにインストールできるJavaアプリケーションまたはアプレットの上限数を指定します。
    14. 効期間。 ホスティングアカウントの期間を指定します。 この期間が終了すれば、ドメインおよびWebサイトは停止されます。そのWeb、FTP、メールサービスはインターネットユーザにはアクセスできなくなります。また、ドメインオーナーはコントロールパネルにログインできなくなります。 アカウントのホスティングは自動では更新できません。そこで、ホストされたドメイン名やWebサイトを元の操作に戻す為に、手動でホスティングアカウントを更新しなければならなくなります。 ホームページで必要なドメイン名をクリックし、 [制限]アイコンをクリックし、 [有効期間]ボックス内で別の期間を指定し、[OK]をクリックし、次に[ドメイン]グループ内の[有効]アイコンをクリックします([ホーム]>[ドメイン名])。
    15. ログローテーション Webサーバへの全ての接続とサーバに見つからないファイルの要求は、ログファイルに登録されます。 これらのログファイルはサーバ上で実行される統計ユーティリティで分析され、オンデマンドでグラフィカルレポートで表示されます。 ホームページ上でデバッグするためにこういった生ログファイルのコンテンツを表示する必要がある場合は、必要なドメイン名をクリックし、[ログマネージャ]をクリックし、次に必要なログファイル名をクリックします。 これらのログファイルが増大するのを防ぐために、ログファイルの自動クリーンアップと再利用を有効にする必要があります。
      • [ログローテーションの有効化]チェックボックスを選択します。
      • ログファイルを再利用する時期を指定し、
      • サーバに格納する、Plesk の統計ユーティリティが処理した各ログファイルのインスタンス数を指定し、
      • 圧縮する必要があるかどうかを指定します。
      • そして処理の後にメールアドレスに送信するかを指定します。
    16. トラフィック統計保持。 帯域幅使用量の統計がサーバに保管される期間を月で指定します。
    17. DNS Webホスト上のDNSサーバがドメイン名ゾーンのためのマスター(プライマリ)ネームサーバとして動作するか、スレーブ(セカンダリ)ネームサーバとして動作するかを指定します。 セカンダリサーバがプラマリからこのゾーンファイルのコピーを取得するだけである一方で、プライマリネームサーバはローカルで提供するゾーンファイルを格納します。 通常[マスター]オプションが選択されたままにします。
    18. 物理的ホスティングアカウント ドメイン名だけではなく、Webサイトもホストする場合、[物理ホスティング]チェックボックスを選択しホスティング機能を指定します。
  4. [OK]して、テンプレートの作成を終了します。

    新規ドメインまたはWebサイトのホスティングアカウントの設定中に、要求されたテンプレートを選択します。そうすれば、ホスティングアカウントが作成され、定義したリソースとホスティングサービスが割り当てられます。